2013-04-03 第183回国会 参議院 憲法審査会 第2号
また、今御案内のとおり、各国会が終わったときには、そこで審議できなかった法案が、数が残念ながら積み上がっているわけでございますけれども、よく参議院は衆議院のカーボンコピーだなんということを言われますけれども、参議院から先に法案を審議する、参議院から審議して衆議院でまた可決をするということでも法案は成立させるわけでございますので、参議院先議をちゃんと取り組めば、そのカーボンコピー論というのは論理必然的
また、今御案内のとおり、各国会が終わったときには、そこで審議できなかった法案が、数が残念ながら積み上がっているわけでございますけれども、よく参議院は衆議院のカーボンコピーだなんということを言われますけれども、参議院から先に法案を審議する、参議院から審議して衆議院でまた可決をするということでも法案は成立させるわけでございますので、参議院先議をちゃんと取り組めば、そのカーボンコピー論というのは論理必然的
当時はカーボンコピー論、参議院は衆議院と同じことをやっていると、こういう批判だったわけでありますが、いわゆる衆参のねじれの下で、今度は参議院が衆議院と違う結論を出して強過ぎると、こういう逆方向からの批判があるように思います。
まず、いわゆるカーボンコピー論でございますけれども、選挙制度あるいは複数の政治資金制度において政党政治が実現されるような方向性を志向する仕組みが措置されております。そしてまた、各党において、政策調査会において、全ての衆議院、参議院議員が参画し、衆議院、参議院議員横断的な政策の調整のシステムが講じられております。
それで、参議院の独自性というのは一体何かということなんですけれども、私はいわゆるカーボンコピー論というのは取りませんで、実は参議院は現在も非常にいろんな意味で独自の審議をなさっているというふうに考えております。 特に注目すべきは、これは昭和六十一年から、御存じのとおり、三年ごとに三つずつ置かれております参議院の調査会の活動ではないかというふうに考えております。
ただ、よくその歴史的な背景を見てみると、このカーボンコピー論というのは、むしろ、自民党体制が非常に強かった、つまり参議院も衆議院も両方をコントロールしていたころにこのカーボンコピー論が出てきて、今出ている一院制の議論であるとか、あるいはもっと参議院の力を弱めるべきであると。
衆議院と同じような比例代表制を残すとなると、二院制を採用する意味は一層薄れるでしょうし、カーボンコピー論どころか参議院無用論に発展する可能性さえあると思うんです。 小選挙区制でもない、比例代表でもない制度とは難しいかもしれませんが、例えば都道府県単位の地域代表機能を強めるのも一つの考えでしょう。